伍行庵・おやじのひとりごと
『丁(ひのと)の巻』
68歳女性経営者の運気を
見させていただきました。
F 先生は易学の世界でも
多くのお弟子さんを育てた実績のある方です。
私も数年前より親しくお付き合いを
させていただいております。
辛卯(かのとう)年
辛丑(かのとうし)月
丁卯(ひのとう)日
丙午 (ひのえうま)時
この方は丁(ひのと)の性質を持っています。
丁(ひのと)は火の五行の陰です。
陽の火は丙(ひのえ)で 太陽を意味します。
陰である丁は、ろうそく、提灯、灯(ともしび)、花火などを意味します。
丁卯は干支番号4
動物占いで言えば
「フットワークの軽いコアラ」となります 。
ちなみに私も「フットワークの軽いコアラ」です。
同じ「丁卯」だから当然と言えば当然です。
私が学んだ陰陽五行相関学的には
次のような特徴が挙げられます。
人を導く仕事、教師などに向いている
優柔不断なところがある
寂しがりやで、人に注目されたい
優しいので、自分の意見が言えずストレスがたまる
世話好きで面倒見がよい
人に教えるのが上手い
人に騙されやすい
良くも悪くも、すぐその気になる
他が見えなくなり、歯止めが効かなくなる時がある
それでは強い火か弱い火かを見てみましょう。
丁の場合は強い火か、
弱い火かで性格が大きく違ってきます。
弱い身弱だと提灯として人の足元を照らし
人を導くことに向いていますが、
強い火、身強だとちょっと厄介です。
火が強すぎると、提灯の傘そのものを燃やしてしまったり
激しい時には山火事さえ起こす力を持っています。
実は私自身が丁の身強なので
灯火が強い炎となり、
いくつもの失敗を重ねてきました。
その時点で、
この陰陽五行相関学を知っていれば
強い火を鎮める努力をして、
もしかしたら違った人生を
歩んでいたかもしれません。
強い火を鎮めるということは
土のエネルギー、
金のエネルギー、
水のエネルギーを
積極的に取り入れるということです。
火は燃えて土になるので
火のエネルギーを奪います。
木は金を溶かすので
火のエネルギーが使われて勢力を弱めます。
水は火を消すので火を弱めます。
土の人(戊・己)
金の人(庚・辛)
水の人(壬・癸)
と付き合う。
土の神様を祀ってある神社
金の神様を祀ってある神社
水の神様を祀ってある神社
に行って手を合わせるなど
いろいろ方法がありますが
詳しい事は後日少しずつ書いていこうと思います。
それでは、八字から運気をみていきたいと思います。
本人を表す丁に最も影響を及ぼすのは
月支の丑(うし)です。
丑は陰の土で、火は土を生むので、
丁のエネルギーを弱めます。
次に影響を及ぼすのは直下の卯(う)です。
卯は陰の木で、木は火を生じますので
これは丁のエネルギーを強めます。
丙午は仲間で火を強めます。
年支の卯も強めますが、2つの辛が火を弱めます。
う~ん、難しいですね(汗)
八字だけで決めつけると
判断を誤ってしまいます。
そこで、
いくつかの質問をしてみました。
①19歳から28歳まで客観的に見て家庭環境、職場環境など最高にいい時でしたか?それともイマイチでしたか ?
答え:いい時期だったと思いますが、
ただ二十代前半は自分自身が反抗期でした。
家庭内は円満というわけではなかったようです。
②39歳から58歳まで仲間にも恵まれ
金運も良かったですか?
答え:仲間には恵まれましたが
40代後半から足を引っ張られたり
裏切られたりと言えるような体験もしました。
金運もそれほど・・・。
現在仕事も順調で、
とても貧乏神にとりつかれている
という感じではありませんので
これは身強と判断した方が良さそうです。
もし、身強だとしたら
用神は土・金・水となります。
忌神は木・火です。
用神とは福の神のイメージで
忌神は貧乏神をイメージしてください。
アドバイスとしては、八字の中に
水の五行が全くありません。
黒い洋服やインテリアを積極的に取り入れると
五行のバランスが良くなります。
食べ物としては塩を摂るといいのですが
塩分の摂り過ぎは良くないので
海藻類を積極的に摂るとよいでしょう。
また水のエネルギーの強い神社
西日本では宗像大社や厳島神社、
阿蘇神社も水の神社です。
これらの神社にお参りに行って
お守りを持つと良いでしょう。
年単位で言えば 子年は少し注意が必要です。
対応策としては丑(うし)にまつわる神社
もしくは虚空蔵菩薩のお守りを持つと良いでしょう。
本日は丁の人について
読み解いてみました。
最後までお読みいただいた方には
心より感謝申し上げます。
おかげさまでありがとうございます。