
捻挫は軽いケガのように思われがちですが、実はその後、何年も足首の動きが硬いまま残ってしまい、 「正座ができない」「足首が痛くてしゃがめない」「深く曲げられない」という後遺症につながることが少なくありません。
「昔の捻挫だから関係ないと思っていた」
「痛みは無いのに正座だけできない」
「しゃがむと足首がつっぱって倒れそうになる」
こうした声は整体院でも本当に多く聞きます。
なぜ、捻挫から何年も経っているのに正座ができなくなるのか?
そして、整体では何ができるのか?
今日は、からだ快福クラブ北九州で実際に多いケースをもとに、わかりやすくお話ししていきます。
なぜ捻挫の後、正座ができなくなるのか?
一般的には、捻挫が治ると痛みが無くなるため「もう元に戻った」と思ってしまいます。しかし、整体の視点では 痛みが取れること=元どおりに動くこと ではありません。
●①靭帯が伸びたまま固まっている
捻挫とは、足首の靭帯が伸びたり傷ついた状態です。
痛みが引いても、靭帯が硬さを残して縮こまるように固まってしまうと、
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足首が深く曲がらない
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ふくらはぎが突っ張る
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正座の角度まで曲がらない
という問題につながります。
●②足首をかばうクセが残っている
人間の体はよくできていて、痛い部分を自然にかばうように動きます。
しかしそのクセが 完全に治った後も残り続ける ことが多く、
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体重を外側にかけるクセ
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小指側に倒れた足首
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足裏のアーチの崩れ
こうしたゆがみが、正座をするときの “深い可動域” を邪魔します。
●③足首ではなく「別の場所」に原因が残っている
実は、捻挫の後遺症で最も多いのがこれです。
足首とは一見関係なさそうですが、次のような部位が固いと 正座は絶対に深く曲がりません。
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膝裏
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ふくらはぎ(特に内側)
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太ももの外側
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骨盤の後傾(おしりが後ろに倒れた姿勢)
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上部胸椎の硬さ
特に、当院で多いのは 骨盤の傾きと上部胸椎の硬さ。
この2つが固いままだと、正座の時に体を真っ直ぐ保てず、足首に余計な負担がかかり、深く曲がらないのです。
整体ではどこを見るのか?
からだ快福クラブ北九州では、痛みのある場所だけを触ることはしません。
捻挫の後遺症に対しても、体を広く見て「なぜ正座ができないのか」を探していきます。
●①足首の本来の角度を取り戻す
まずは足首そのものの動きを確認します。
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前方への曲がり
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内側・外側の角度
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足裏アーチの動き
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かかと骨の傾き
こうした細かい動きを、痛みの無い“微振動”や、やさしいタッチで本来の位置に戻します。
強い刺激は体が緊張して逆効果になるため、
安心して体を預けてもらえるやさしい整体法 が基本です。
●②膝裏・ふくらはぎ・太ももをゆるめる
正座ができない原因は足首だけではありません。
とくに膝裏の緊張は見落とされがちですが、
ひとつひとつの筋肉の付着部(筋肉が骨にくっついているポイント)が硬いと足首の動きが止まります。
当院では、筋肉だけでなく 筋膜のねじれ まで整えるように施術します。
●③骨盤の傾きを整える
骨盤が後ろに倒れている(後傾している)と、正座の姿勢は絶対に安定しません。
整体では、骨盤を前後に動かしながら、
「本来の角度に戻すための関節の調整」をやさしく行います。
正座ができない人の多くが、
姿勢のクセが原因で足首に負担が続いている状態 です。
●④上部胸椎の硬さを取る
実はこれが最重要の方も多いです。
上部胸椎(肩甲骨の間の少し上)が硬いと、
骨盤がしっかり立たず、正座の姿勢を保てません。
当院は、上部胸椎をゆるめる調整をとても大切にしています。
ここが動き出すと、足首の緊張が一気に取れることもあります。
昔の捻挫でも改善できる理由
「20年前の捻挫なんですが…」
「学生の頃のケガでも関係ありますか?」
という質問も多くいただきますが、問題ありません。
捻挫は“古いケガ”ではなく、
体に残った小さなゆがみ として今も影響しているだけです。
そのゆがみを丁寧に取り除くと、
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正座ができる深さが少しずつ増える
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足首のつっぱりが軽くなる
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曲げても怖さが無くなる
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しゃがむ姿勢が安定する
といった変化が起こります。
整体後の変化を長持ちさせるために大切なこと
施術だけで終わらせず、毎日の姿勢やセルフケアもとても大切です。
当院では、あなたの足首の状態に合わせて
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正座しやすくなる座り方
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骨盤を立てる感覚(頭蓋骨が骨盤の真上にくる姿勢)
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その場足踏み
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長座位(脚を伸ばして座る)での姿勢
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痛みのない範囲でできる自宅のセルフストレッチ
など、短時間でできる方法をお伝えしています。
LINEで動画を送っていただくと姿勢のチェックも行い、
あなたのクセに合わせたアドバイスも可能です。
このような方に読んでほしい記事です
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昔の捻挫のせいで正座ができなくなった
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足首は痛くないのに深く曲がらない
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正座すると足先がしびれる
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しゃがむと倒れそうになる
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正座ができず、生活の中で困ることが増えた
こうした方は、足首そのものではなく 体全体のバランス に問題が残っていることがほとんどです。
さいごに:正座ができないのは“治らない症状”ではありません
足首の捻挫は、軽いケガのように見えて、
実は体のゆがみを長く残すことのあるケガです。
ただし、整体でひとつずつ動きを取り戻していけば、
正座ができない原因は必ず見えてきます。
そして、
体が変われば、正座はまたできるようになります。
からだ快福クラブ北九州では、
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痛みのない整体
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やさしい微振動の調整
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骨盤と上部胸椎の細かい調整
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足首だけでなく全身のバランスを整える施術
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自宅でできる簡単セルフケア指導
を通して、あなたの体が本来の動きを取り戻すお手伝いをしています。
「昔の捻挫だから…」とあきらめず、
一度ご相談ください。
正座ができるようになる未来を一緒につくっていきましょう。
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