五行庵・おやじの独り言
 
『感謝論』
 
運を良くするためには、
感謝が大切とは、よく言われることです。
 
その中で何か一つ
最も感謝すべき対象を絞ったとしたら・・・。
  
両親であるとか、
ご先祖様であるとか
師匠であるとか
人それぞれだと思います。
 
五行の視点から
私が勝手に決めているのが
食べ物への感謝です。

水の五行である壬(みずのえ)は
海とか川の意味です。
海や川は魚介類や海藻
そして塩を生みます。

癸(みずのと)は雨とか水滴を意味します。
この水が樹木を意味する甲(きのえ)
草花を意味する乙(きのと)を育みます。

樹木は木の実、フルーツを実らせ
火を燃やす薪の原料になります。

草 は 人に食べられ、
人に食べられる動物のエサとなります。

陽の火である 丙(ひのえ)は太陽です。
太陽が植物の光合成を助けます。

陰の五行である丁(ひのと)は火であり灯りです。
食べ物を調理する時に火は必要不可欠です。

戊(つちのえ)は山です。
ここに木が育ち、
川はここから湧き出ます。

己(つちのと)は 庭で
ここに草花や野菜が育ちます。

金の五行である庚(かのえ) と辛(かのと)は
刀であり、包丁であり、ナイフです。

獲物を仕留め、捌いて調理します。

このように私たちは五行(木火土金水)のお陰で
食べ物をにありつけるのです。

昔は生きていくために
食料を確保することが
最も重要なことでした。

その食料を獲得するために
そして食物を育てるために
発展してきたのが五行だと思っています。

ここからは
私だけの解釈になるかもししれません。
食事の時の料理そのものに
感謝することがとても大切だと思うのです。

もちろん食事を作ってくれた人に
感謝するのは当然のことです。

最近、私は「いただきます」と
妻に言った後に
料理そのものに対して
手を合わせるようにしています。

「命をいただきます。お陰さまでありがとうございます」

海や湖や川に対する感謝。

雨や雪に対する感謝。

木や草花に対する感謝。

太陽や火に対する感謝。

山や大地に対する感謝。

そして人工物、刀や包丁に対する感謝。

食べ物そのものに感謝の気持ちを抱くことが
森羅万象全てのものに対する感謝の集約だと思っています。

そして 大漁を願う神様を祀っている神社や
豊作を願う神様を祀っている神社。

山の神様、太陽の神様
火を鎮める神様などに
時には直接お礼参りに行くことも
当然のことだと思います。
なぜなら生かされているのですから。

運気を上げたいのであれば
神様に味方になってもらいたいのなら
忘れないで行いたい行動です。

以上が陰陽五行相関学の師である
森田真守先生から学んだことを基に
私なりに 解釈した感謝の気持ちの表現方法です。

「命をいただきます。お陰さまでありがとうございます」

陰陽五行の解釈は半分は自己流です。
間違いやご指摘は甘んじて 受けさせていただきますが
何卒お手柔らかにお願いします。

本日も長文駄文、最後まで読んでくださった方に
心より感謝申し上げます。

お陰さまでありがとうございます。