背骨が曲がっている、背骨がゆがんでいると指摘されたことはありませんか。
「年齢のせいだから仕方ない…」
「見た目だけの問題だろう」
そう思って放置してしまう方もいますが、背骨の曲がりは見た目以上に健康に影響する症状です。
放っておくと、肩こりや腰痛だけでなく、呼吸の浅さや内臓の働きにも影響が出ることがあります。
この記事では、背骨が曲がる原因、放置した場合のリスク、そして整体でできる改善法について詳しく解説します。
1. 背骨が曲がっているとはどういう状態か
背骨は、首から腰まで24個の骨(椎骨)が積み重なった構造です。
健康な背骨は、横から見るとS字カーブを描き、正面から見るとまっすぐになっています。
しかし、日常の姿勢や加齢、ケガなどによって、このバランスが崩れると、背骨が左右や前後に曲がってしまいます。
特に多いのが、**左右へのゆがみ(側弯)と前かがみ(猫背)**です。
これらは見た目の問題だけでなく、体の機能低下を引き起こします。
2. 背骨が曲がっている主な原因
(1) 長時間の悪い姿勢
デスクワークやスマホの長時間使用による前かがみ姿勢は、首や背中の筋肉に負担をかけます。
この状態が続くと、筋肉のバランスが崩れ、背骨が徐々に曲がっていきます。
特に「スマホ首」「ストレートネック」は、背骨の土台を崩す大きな要因です。
(2) 骨盤の傾き
背骨は骨盤の上に乗っています。
骨盤が前や後ろに傾くと、背骨全体が影響を受け、曲がりやすくなります。
片足重心や足組み、同じ方向ばかりでの横座りなどの習慣は、骨盤の歪みを悪化させます。
(3) 筋力低下
背骨を支える筋肉(体幹・背筋)が弱くなると、重力に負けて背骨が崩れやすくなります。
特に加齢による筋力低下は、背骨の形に大きく影響します。
(4) 骨密度の低下
骨粗しょう症などで骨がもろくなると、背骨がつぶれたり変形したりします。
高齢の女性に多い「円背(えんぱい)」は、この影響が大きいです。
(5) ケガや外傷
過去の転倒や事故による背骨や骨盤の損傷が、時間を経て曲がりとなって現れることがあります。
(6) 成長期の姿勢不良
子どもや思春期の間に悪い姿勢を続けると、骨が成長する過程で曲がってしまうことがあります。
この場合は早めの対応が重要です。
3. 背骨が曲がっていることによる体への影響
背骨のゆがみは、単なる見た目の問題ではありません。
以下のような不調を引き起こすことがあります。
-
肩こり・首こり・腰痛
-
呼吸が浅くなる
-
胃腸など内臓の働き低下
-
自律神経の乱れによる不眠・だるさ
-
血行不良による冷えやむくみ
背骨は脳と全身をつなぐ神経の通り道でもあるため、曲がることで神経の流れが乱れ、全身の不調につながることがあります。
4. 整体でできる背骨のゆがみ改善
背骨の曲がりを改善するには、単に背中を伸ばすだけでは不十分です。
背骨は骨盤・肩甲骨・肋骨・首などと連動して動いており、全身のバランスを整えることが必要です。
当院では、以下の流れで背骨の曲がり改善をサポートします。
(1) 骨盤の調整
骨盤が傾いていると、その上の背骨も必ず歪みます。
まずは骨盤を正しい位置に戻すことが重要です。
(2) 背骨の可動域を広げる
硬くなった背骨周りの関節や筋肉をやさしく緩めます。
痛みの少ない施術で、安心して受けられます。
(3) 肩甲骨・肋骨の動きを改善
上部胸椎(背中の上の方)が硬いと、背骨全体が曲がりやすくなります。
肩甲骨や肋骨の角度を整えることで、背骨も自然と正しい位置に戻ります。
(4) 正しい姿勢の指導
施術だけでなく、座り方・立ち方・歩き方もお伝えします。
「椅子に座る時はお尻を引き、坐骨で座る」「骨盤の真上に頭を乗せる」など、日常動作の意識づけをします。
5. 自分でできる予防のポイント
整体で整えた背骨を保つためには、日常生活の工夫も欠かせません。
-
長時間同じ姿勢を避ける
-
足を組まない
-
荷物は左右バランスよく持つ
-
適度に歩く
-
体幹や背筋をやさしく鍛える運動
無理なストレッチや痛みを伴う運動は逆効果になることがあるため注意が必要です。
6. 背骨の曲がりを放置しないために
背骨は全身の土台です。
一度大きく曲がってしまうと、元に戻すのは難しくなります。
早めのケアが何より大切です。
からだ快福クラブ北九州では、痛みの少ない整体で背骨と骨盤をやさしく整え、再び曲がらない体づくりをサポートしています。
「背骨が曲がっている 原因」や「背骨のゆがみ 改善」をお探しの方は、ぜひ一度ご相談ください。